犬を飼うときに、犬の抜け毛が気になる方は多いですよね。犬は、犬種によって、抜け毛が多い犬と抜け毛が少ない犬に分かれます。抜け毛が少ない犬種をご紹介します。抜け毛が少ない犬種には、どのような特徴があるかも説明しているので、ぜひご覧ください!
抜け毛が少ない犬種の特徴について
犬は、季節に合わせて、毛が生え変わる換毛期があります。換毛期は、夏と冬の気温に合わせて体温調節を行うため、春ごろと秋ごろの年2回あり、1〜2ヶ月をかけて大量に毛が抜けて、新しく生え変わります。このとき、毛質や毛量によって、毛の抜け具合に大きな影響があります。補足として、室内飼いで、気温の変化を感じにくくなったことで、換毛期がない・はっきりと分からないという場合もあるようです。
犬の被毛には、二種類あります。「アンダーコート」と呼ばれる細くて柔らかい特徴を持った毛と「オーバーコート」と呼ばれる太くて硬い特徴の毛です。オーバーコートとアンダーコートの両方を持つ「ダブルコート」と、どちらか片方を持つ「シングルコート」の分けられます。シングルコートの犬よりもダブルコートの犬の方が毛量が多く、抜け毛は多くなる傾向にあります。また、毛の長さが3cm未満の犬は、一般的に短毛種として分類されます。短毛種は、トリミングの必要がなく、長毛種よりもブラッシングの頻度は少なくて済みますが、短くてまっすぐな毛を持つため、毛が絡まることは少なく、見た目以上に抜け毛が多い傾向にあります。
つまり、長毛でシングルコートの犬種が、抜け毛が少ない傾向にあります。
抜け毛の少ない犬種とは?
ヨークシャーテリア
長毛で、シングルコートの犬種です。
ヨークシャーテリアが誕生したばかりの頃は、今よりも硬くしっかりとした毛質で硬く、キラキラと光る様子から「動く宝石」と呼ばれていたこともありました。
シルキーコートと呼ばれる手触りのよい美しい毛質が魅力で、毛色は成長とともに変わる特徴があります。
マルチーズ
長毛で、シングルコートの犬種です。
マルチーズは、フランスで貴族のペットとして愛されており、そこからヨーロッパ全土に広がり、メジャーな犬種となりました。白く柔らかな毛が、印象的な犬種です。
ふわふわなイメージが持たれますが、マルチーズの毛は直毛です。毛玉にならないように、毎日のブラッシングとトリミングは行う必要があります。
トイ・プードル
長毛で、シングルコートの犬種です。
トイ・プードルは、原種のスタンダード・プードルが、小型に品種改良された犬種です。
2000年代にテディベアカットが広まり、日本でとても人気になりました。
カールしたふわふわの毛が、特徴的でぬいぐるみのような愛らしさが印象的です。
トイ・プードルの毛色は、10種類以上に分類されています。その中でも、人気が高く街中でも見かける機会が多いのは、ホワイトやレッド・ブラックです。トイ・プードルの毛色は年々変化していくので、そのような変化も魅力の一つです。
まとめ
今回は、抜け毛が少ない犬種として、ヨークシャーテリア・マルチーズ・トイプードルをご紹介しました。どの犬種も、長毛でシングルコートなので、抜け毛は他の犬種に比べると少ないです。抜け毛が出ないから、何もしなくて良いわけではないので、注意が必要です。抜け毛が少ないということは、毛が伸び続けるということです。そのまま定期的なトリミングやこまめなブラッシングを行わなければ、毛玉になります。毛玉や被毛を清潔に保たないことは、皮膚の環境を悪化させることで、皮膚病にもつながります。犬も大切な家族の一員です。それぞれの犬種の特徴を深く理解し、楽しいペットライフにつなげましょう!