人には問題がなくても、犬には有害な野菜があります。ご飯を作る時に、犬にも野菜をあげたくなりますよね。この記事では、犬が食べても大丈夫な野菜とダメな野菜をご紹介しています!
犬にあげても大丈夫な野菜
〇キャペツ・さつまいも・きゅうり・トマト・じゃがいも・にんじん・ブロッコリー・かぼちゃなど
キャベツ
一般的には問題ありません。キャベツは、ビタミンやミネラルが豊富です。低カロリーで栄養価も高いので、優秀な野菜です。キャベツは生でも問題ないですが、お腹が弱い愛犬の方は細かく刻んだり、電子レンジでラップをして加熱をすると栄養を逃さずにお腹への負担を減らせるのでおすすめです。
さつまいも
一般的には問題ありません。さつまいもは、でんぷんが豊富に含まれています。デンプンは、生のままでは消化しづらいため、与える時は十分に加熱してから与えましょう。さつまいもは、GI値が高いので食後に高血糖となるため、肥満気味や糖尿病の犬には向きません。
きゅうり
一般的には問題ありません。きゅうりは、ほとんどが水分から出来ています。ミネラルやビタミン類、βカロテンなどが含まれています。水分補給に利用するのに効果的な野菜です。
トマト
完熟しているトマトであれば、一般的には問題ありません。トマトには、リコピンが豊富に含まれており、ドッグフードの原材料に使われていることも多くあります。トマトのヘタ・茎・花・未熟な実には、トマチンと呼ばれる中毒物資が含まれているので、これらは与えないようにしましょう。
じゃがいも
一般的には問題ありません。必ず、加熱し芽や皮は取り除くようにしましょう。「ソラニン」や「チャコニン」などの毒性物質が、芽や皮には含まれています。カロリーが高い食材なので、与えすぎると肥満の原因となるので、与えすぎないようにしましょう。
にんじん
一般的には問題ありません。にんじんには、βカロテンが豊富に含まれています。低カロリーでヘルシーなので、ダイエット中のワンちゃんにもおすすめです。生ではなく、茹でて柔らかくしてから与えるようにしましょう。
ブロッコリー
一般的には問題ありません。食物繊維が多く、生のままでは硬いので、茹でるか蒸してから食べさせるようにしましょう。ブロッコリーに含まれる水溶性ビタミンは、長時間茹でると壊れやすいため、茹で時間を2〜3分にしたり、蒸して加熱するのがおすすめです。
かぼちゃ
一般的には問題ありません。かぼちゃは、クッキーやケーキなどの犬用おやつにもよく使用されています。βカロテンやビタミンEなど健康を保つのに役立つ栄養素が、豊富に含まれています。生のままでは硬いので、茹でてから与えるようにしましょう。種やワタは消化しにくいため、与えないようにしましょう。
犬にあげてはダメな野菜
×長ネギ・玉ねぎ・アボカド・銀杏・ニラ・ニンニクなど
×長ネギ・玉ねぎ・ニラ・ニンニクなどのネギ類は、貧血などの中毒症状を引き起こします。
×アボカドは、「ペルシン」という成分が含まれ、中毒症状を引き起こします。
×銀杏は、「ギンコトキシン」という物質が、けいれんや嘔吐、めまいなどを引き起こすことがあります。
まとめ
今回は、犬が食べても大丈夫な野菜とダメな野菜についてご紹介しました。種や芯、ヘタなどは消化しづらいので、基本的に取り除くようにしましょう。調味料や人用に作った野菜料理などは、犬にとっては、塩分やカロリーが高いことが多いので、控えるのが無難です。犬の食べ物には、味付けは必要ありません。問題ない野菜でも、食べ過ぎは体に良くありません。正しい量と与え方をきちんと確認してから、愛犬に野菜をあげるようにしましょう。