【動物に関する資格は、どんなものがあるの?】一般資格と国家資格について解説

動物に関する仕事は色々ありますが、中には、国家資格がないと働くことが出来ない仕事もあります。今回は、動物に関する資格について、一般資格と国家資格をともにご紹介します。将来、動物に関わる仕事をしたいと思っている人は、是非参考にしてみてください。

動物に関する国家資格

獣医師

獣医師になるには、国家資格である「獣医師免許」が必要です。獣医師免許は、獣医学部に入学し、6年間、獣医学について学ぶ必要があります。そして、国家試験の資格を得て、農林水産省の管轄している「獣医師国家試験」に合格しなければなりません。

獣医師は、動物病院や動物園、水族館、検疫所、動物検疫所、保健所、薬品メーカーなどで活躍します。

愛玩動物看護師

2019年に成立した「愛玩動物看護師法」により、動物看護師は国家資格として整備されることになりました。2023年2月19日に第一回目の国家試験が実施されます。採血、投薬、カテーテルによる採尿など、これまで獣医師しか行えなかった動物診療行為の一部の行為を、獣医師の指示の下で行えるようになります。愛玩動物看護師を受験するには、愛玩動物看護師を養成する大学もしくは指定養成所(専門学校)で、3年以上学ぶと受験資格を得られます。既卒者や在学者は、講習会の受講や予備試験に合格することによって、受験資格が得られます。

動物に関する一般資格

動物関連の仕事の中でも、直接、生体を取り扱う業種の場合、開業するには「動物取扱業」の登録が必要です。個人事業主や法人として開業するときは、資格の取得とは別に「動物取扱責任者」を在籍させる必要があります。開業を考えている方は、動物取扱業についても把握しておきましょう。

愛玩動物飼養管理士

ペットの愛護および適正な飼養管理の普及啓発活動などを行うために、必要な知識や技能を体系的に修め、所定の試験に合格する必要があります。動物の習性や適正な飼育管理の知識を身につけ、動物と関わる仕事に勤めている人だけでなく、動物のイベント・地域でのボランティア活動などでも役立ちます。

家庭犬訓練士

犬を預かったり、各家庭を訪ねたりして、犬にしつけをする仕事です。一般社団法人「ジャパンケネルクラブ」で本会のクラブ会員になる必要があり、少なくとも1年以上の会員歴がないと、資格取得試験にチャレンジをすることが出来ません。筆記試験が必要で、訓練実技試験が必要なものもあります

トリマー

トリマーは、犬や猫などの毛のカットやスタイリングを担当する、ペット専門の美容師です。

様々な団体が認定するトリマーの資格があり、トリマーとしてプロを目指す時におすすめなのが、ジャパンケネルクラブが認定している「JKC公認トリマーや全国動物専門学校協会」の認定している「AAV認定トリマー」です。

愛玩動物救命士

救命時や災害時に役立つペットの健康、そして命を守るために正しい知識を学ぶ、ペット資格です。通信講座にて学習し、資格取得を目指せます。大切なペットを守り使用するために、ペットシッター、トリマー、ペットホテルなどの業務にも役立ちます。

まとめ

今回は、動物に関する資格について、ご紹介しました。興味のある資格が、見つかりましたか?動物福祉の考えが、日本でも更に浸透してきています。それに伴って、様々な資格が増えています。日本は、地震などの自然災害も多く、その影響は、当然、ペットたちにも及びます。仕事に繋げるために、資格を取得することが、全てではありません。資格を取得するために勉強をすることで、身近な動物たちに対する理解も深まります。家族であるペットたちの健康を守るためにも、行動してみましょう!

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